どんなに綺麗ごとを言っても、大半の人が少しでも偏差値の高い「良い大学」に進学させるために塾に通っています。
日本はまだまだ学歴社会なので「良い会社」に入るチャンスが学歴で変わってくるからです。これは、現時点では正解でしょう。僕も5~6年前まではこの考え方でした。
ただ、大手企業であっても45歳以上の中高年の社員が万人単位でリストラされ、トヨタですら「終身雇用は難しい」と発言する時代です。定年も70歳が当たり前になるでしょう。30年後には「大学を卒業した会社で定年まで雇用される」人は希少になると思います。
しっかり勉強した結果として難易度の高い大学に進むのは良いですが、「とにかく大学に入りさえすれば良い。勉強に関係ことするな!」という発想は危険です。当塾の最終的な役割は「子どもが幸せに生きる役に立つ」ことだと定義しています。本質的な勉強を指導するとともに、「どう生きるか?」を考える刺激を与える場所になるよう努力します。