ちょっと真面目に勉強法について:計算間違いの減らし方

こんにちは、広島の横川で難関中学大学入試を得意に、個性的な個別指導塾をしてます。
浜崎アカデミー、塾長してます、おしゃべりナルシストのなるさんこと濱崎亨です。

ちょっと前ですが、こんなツイートをしました。

「うちの子は計算ミスが多い!」と嘆かれてる親御さんは多いのではないでしょうか?
ただ、ここで気をつけてほしいことがあります。

「ミスだから、気をつければ間違えなかったのに。点数もったいない。これがなければ70点だったのに」
とか
「なにやってるのよ!次は間違えないでよ!」
とか叱っておしまいにしてませんか?

あえて、言います。 その考え方だったら、また計算ミスします。

常に言ってるように、僕は勉強は結果より過程が大事だと思ってます。
「次間違えるな!」は単なる結果の要求です。

会社にたとえてみましょうか。

目標の売り上げに到達できなかった営業マンに「何やってるんだ!気合が足らん!来月こそは売り上げを上げろ!」と怒るようなものです。
(勝手な想像ですが、こういうブラックな会社多そうですが。。。)

もう一つたとえてみましょう。

もし、飛行機や鉄道が事故を起こしたとしましょう。

「何やってるんだ!気合が足らん!次こそ事故をするな!」 と言う、根性論で済ましていたとしたら、そういう会社を使いたいですか?
僕なら嫌です。

責任を気合や根性の問題にしているなら、戦前の陸軍と一緒です。
実は反省しているようで、無反省です。
本当にすべきなのは「何が悪くて、事故が起きたか」を分析することです。

もし、飛行機が事故を起こして墜落したら、絶対に部品を回収してどこが壊れたか?原因を分析しますよね。
同じことを計算間違いでもすればいいのです。

具体的には、計算間違いをしたら、その間違えた計算過程をずーーーーーーーっと見直して下さい。
そして、どこに間違いの原因があるかを見つけて下さい。
でも、自分のやってることは「正しいはず」と脳は思ってます。
だから、なかなか見つかりません。

それでも、ずーーーーっと見直して下さい。
きっと、嫌な汗をかきます(笑)

でも、そのくらい自分のダークサイドと向き合って下さい。

そこで、「ああ!ここで間違えてる!俺のバカ!」と言う発見をして下さい。

すると、そこでの発見が自分のミスの傾向として頭の中に蓄積されます。
それで、次に計算するときに「自分はこういうところでミスをする傾向があるから、こういうところ気をつけて丁寧にしよう。」 と、具体的に気をつけれるようになります。

だいたいの計算ミスの原因は、途中の手順が雑だから起こります。

しかし、どこが雑だから間違えるかを知って、気をつけられてるのは一種の「技術」です。
だから、間違えないのが当たり前なのではなく、間違えるのが当たり前と思っておいて下さい。
間違えない人は、「間違えないための技術」を身につけてるのです。

以前の投稿にも書いた、僕の「間違えたら激辛のハバネロ」と言うのも、実は間違えた時にどこが原因かを指摘して、反省点を教えると言うことをしてます。

激辛を食わせるのは計算というものを真剣にとらえて、間違えたくないならどうすればいいか?を本気で考えてもらうようにするためです。
間違えたら、×したり、消しゴムでがーーと消して終わりにする人がよくいます。
あれは、ちょっと前に中国であった高速鉄道の事故を思わせます。
事故の原因を探すより、面子を重視して、事故した車両を埋めようとしたのです!(実話です。)

ちなみに、よく「うちの子は字が汚くて・・・」とお悩みのお母さんが多いです。 大丈夫です。僕も汚いです(笑)

本当は大丈夫じゃないです。汚い字、横着なスペースの使い方などで、計算ミスが起こります。
だから、僕は字の汚さについては、「自分が読めない字はダメ。字の汚さで計算ミスが起こるなら指摘して、ミスにならないように気をつける。」と言う基準を持ってます。

「汚い!きれいに書きなさい!」と言うより 「ここ、字が汚いから間違えたよね?これは次間違えないようにもう少しきれいに書くべきじゃないの?」 と言う方が建設的です。

長々と書いてしまいましたが、間違えた時は、どこで間違えたか反省することをお勧めします。

珍しく、本業のことを真面目に書いたから疲れました。

レターでねぎらってもらうとうれしいです。

https://letterpot.otogimachi.jp/users/5815

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